塾長コラム
中高一貫校 大学受験必勝法①
中高一貫私立校に入学したら、あとは学校任せでいいのだろうか?
まず第一に6年間を展望して、どの時期にどんな試練(岐路)が待ち受けているか?どうすればいくつかの分岐点を受験勝者の側で通過することができるのか?
たくさんの生徒を預かり、その受験レースを伴奏した経験からいくつか指摘したい。 ありていに言えば、この6年は勝者・敗者のふり分け戦の連続である。
ふり分けの分岐点は3回ある。
まずは、中1の二学期末テストまでの時期
次に中3の一学期(高校数学スタート)
そして、高1の終わりから高2のはじめの時期
第一の分かれ道(算数から数学への移行)
中1の最初が肝腎!
進学した中学での自分の位置(順位グループ分け)が決まる。
ここで、できる限り上位のポジションを占めることが成功に至る第一歩。
周りは皆優秀にみえるからこそ上位でスタートすれば、そのポジションを維持しようとするモチベーションが生じる。
下位でスタートすると、不思議と「みんなできるからなぁ」と納得するようになる。そうなると意欲も生まれない 下位確定組に振り分けられる。
注意するべきは、この序列は、中学受験時の偏差値や成績では決まらないこと。
受験時の小学生の勉強のしかたは、中学ではそのまま通用しない。 算数はあんなにできたのに、数学ではふるわない生徒ができる。またその逆ももちろんある。
数学には数学独特の決まり事がある。式や説明の書き方など、大学受験に合格する生徒の勉強のしかたを学ぶ第一歩が中1数学です。ここでの転換は必須。
式や答のなぐり書き、途中式を書かない、などの悪癖が成績を一気に押し下げることになる。