塾長コラム
公立高校に入学したら①
念願の公立高校にめでたく合格した皆さんに、これからの3年間の流れとそこにいる自分(私)を想像しもらう。そんな試み。
どの高校に進学したかによるが、分岐点は3回。
特に上位高に入った場合は、勝ち組・負け組のふり分けは、なんと入学後半年(二学期中間テスト)で鮮明になる。
第一の分岐は入学半年後
数学がわからない!得意科目だったのに!はじめて欠点をとった!進級がヤバイ!そんな悲鳴を電話越しに聞くのが9月10月。
入学後わずか半年。異口同音に『二次関数がさっぱりわからない』と。
そうだろうな、と私たちは思う。中学数学のレベルで高得点をとれていたとしても、本格的な代数(高等数学)のはじまりの二次関数をやれば、同じ集団が得意組・不得意組にきれいに分かれる。
高等数学の代数に肌が合うものは生き残れるが、他方に『何がなんだかわからない』人々が出てくる。これが数Ⅰの『二次関数』。
上位校ほど早々とここで敗北してしまい、数学をあきらめて私立文系という生徒群が生まれる。
一学期末テスト~二学期中間テストにかけての範囲=『二次関数の最大最小』『二次不等式』をきっちり攻略すること。
それが国私立難関大学受験レースの第一関門。
心して取り組もう!